短歌の作り方のルールやコツは?
短歌と聞きますと管理人が思いだすのは、
『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日 ですね。
このサラダ記念日の刊行はそれまでの短歌のイメージを大きく変え、一世を風靡(ふうび)しましたね。
その著者の俵万智さんのサラダ記念日が刊行されたのが1987年。
それから約40年近くたった今、短歌がブームになっているそうです。
しかも、今のブームの中心を担っているのが20代、30代の若者なんだとか。
短歌と言えば割と高齢の方が楽しむイメージでした。
また短歌と聞くと少し固いイメージがあるかと思いますが、大学のサークルなどでもざっくばらんに語られてるそうです。
そんなブームがあると聞くとどのような作品があるのか?自分にもできそうかな?と頭をよぎりますよね。
そこで短歌の作り方のコツや面白い作品例などを調べてみましたのでご紹介しますね。
短歌の作り方のルールは?
恥ずかしながら管理人の短歌と言えば、「五・七・五・七・七」という音の数の
言葉で詠むものというくらいの知識しかありませんでした。
ですので、この機会に短歌の基本的なルールを知りたくて、改めて調べてみました。
・五・七・五・七・七が基本である
ただ、少し注意すべき点として促音と拗音があります。
促音:つまり小さい「っ」のような文字は一つの文字になり
拗音:「ゃ」「ゅ」「ょ」などは前の文字とのセットで1文字になります。
例えば、「はっぱ」は3音、「さっきょく」は4音になります。
・季語は必須ではないが同じ季語が被らないようにする
短歌のルールでは、季語は必須ではありません。
しかし、同じ季語が被らないようにする必要があります。
例:季節の違う季語の「ひまわり」と「雪」のようなものを入れないだけでなく、
季節が同じ季語の「吹雪」と「雪」のようなものが被らないこと必要です。
・区切れを意識する
内容的な切れ目が一首の中にあるということです。
・字足らず・字余りでもオッケー
短歌作りの基本的なルールは、31音の五・七・五・七・七ですが、
1文字程度終わりの7の部分は多くなってもいいというルールもあります。
しかし、これは基本的にはあくまでも許容範囲という認識です。
字余りには寛容のようですが、字足らずは注意が必要なようです。
ただし、一方、1文字少ない字足らずは良くないとされているます。
・句の係り受け
係り受けというのは、意味の上でそれぞれの二つの句が結びついている状態です。
短歌の中のそれぞれの五・七・五・七・七の句がどこに掛かってどこを受けるかというルールを掴むことは、倒置や省略を短歌の中において見つけることにも繋がります。
・止め:体言止めとか言われるものですね
どのように短歌の結びがなっているかを示す止めにも、
ルールが厳密にいうとあります。
体言止め:余韻を表現してイメージを鮮烈にするとき
助言止め:感動のメインを表現するとき
助言止めとは「かな」や「けり」の類です。
・反復・繰り返し
リズムを短歌の中に作り出すときや、
何かを強調したり象徴したりするときは、
反復や繰り返しが使われます。
繰り返しとしては、同じ言葉の同語以外にも、同子音や同音が使われます。
・象徴・比喩
比喩というのは、イメージを利用して文学的な表現において記述や説明をわかりやすくして、誇張や強調というような効果をアップするために、似たような形容や例で表現することです。
短歌の作り方のコツや楽しみ方は?
前述の内容が一般的に言われる短歌のルールです。
このような説明を聞きますと、少し堅苦しいものに感じてしまいますね。
しかし、今世間でブームになっている短歌はもっと気楽に、今の気持ちなどを表す自由な表現をリズミカルなものとして表すとして楽しまれているようです。
文章だけではなかなか難しいかもしれないと思い、
コツなどを説明した動画を見つけましたのでよろしければご覧ください
今なぜ短歌ブームなの?
初心者でも詠みやすい。普段の自分ではない別の自分を表現できるし、三十一文字という長さもSNSにちょうど良い
SNSは短い言葉で発信する場所。三十一文字の短歌との相性や親和性はとても高い」と指摘し、「コロナ禍で人と会うことが難しかった分、自分と向き合う時間や興味があるジャンルに挑戦できる時間を持つことができた。その中で短歌に出会った人も多いのではないか」