電気自動車(BEV)のバッテリー容量の比較や大雪立ち往生時への備えは?

(スポンサードリンク)

 

 

冬本番になると大雪での車の立ち往生のニュースを

目にしますよね。

出典:https://www.google.com/

大雪が降る寒い中で身動きが取れなくなった方々にとっては

食事やトイレなどとともに、どのようにして暖を確保するかということは

非常に大事だと思います。

特に最近、増えてきたBEV(電気自動車)の場合が

どうなるのか気になりましたので

ご紹介したいと思います。

 

 

1.EV車のバッテリー比較

 寒い中、暖を確保するには

 車のヒーターが頼りになりますよね。

 EV車の場合はヒーターを動かすにも、

 やはり車のバッテリーが頼りになりますよね。

 単純に考えると、

 バッテリー容量の大きいものの方が長時間、

 車のヒーターで暖をとれることになるのでは?

 と考え、いくつかの車のバッテリー比較をしてみました。

   

   

 

2.ヒーター(暖房)オンでどれくらいバッテリーもつの?目安は?

 前述でバッテリー容量比較をしてみました。

 でも知りたいのは実際、

 どれくらい暖房をつけたままでいられるのか?

 ではないでしょうか?

 暖房使用時の電力消費量は約1kWh程度とのこと。

 10時間で10kWh。

 例えば先ほどの表でご紹介した

 日産『リーフe+』は60kWhなので、

 もしフル充電であれば計算上は60時間近く持つことになります。

 参考までにリーフ級のガソリン車の場合だと

 アイドリングで1時間800ccくらい消費するそうです。

 これだけを見るとあまりガソリン車と変わらない感じに見えますね。

 ですが常にフル充電の状態ではないと思われ、充電が少ない場合に備えて

 出来るだけ電力消費を抑える方法を知って、

 準備しておくことが重要になってくると思います。

 

(スポンサードリンク)

 

3.暖房使用時にEV車のバッテリーがより長く持つ方法は?

 2021年2月、JAF日本自動車連盟)が山形県内で、

 大雪によりEVが立ち往生したという想定で、

 快適に過ごす方法と電力消費の2項目について検証しました。

 

 まず、車内で快適に過ごす方法については、

 検証用にEVを4台用意し、それぞれに1人ずつ乗車。

 そして次のように暖房を異なる条件で19時から

 5時間使用しました。

 なお、実験開始時の外気温は氷点下8.1度でした。

 

・A車:オートエアコン25度常時稼働

・B車:電気毛布(電源ソケット使用)のみ

・C車:シートヒーターをHiにし、足元には電気フットヒーター(電源ソケット使用)

・D車:毛布のみで、寒く感じたときにエアコンON、寒くなくなったらエアコンOFF

・A車:70%→38%→4時半頃に残量10%になったため終了

・B車:70%→66%→50%以上

・C車:70%→60%→50%以上

・D車:70%→60%→25%

 

 検証の結果、電気毛布のみのB車や、

 シートヒーターと電気フットヒーターを併用した

 C車は比較的電力の消費が抑えられたことが分かります。

出典:yahoo news

 

 

4.大雪立ち往生時への備えは?

 前述の内容でEV車のバッテリーをできるだけ長く持続させようとする場合

 電源ソケットから暖を確保できる防寒用具が有利ということ。

 ただし、その用具がかからない部分は寒さがきびしいとのことなので

 それを補う寒さ対策グッズも合わせて準備しておくことが有効とのこと。

 寒さの厳しい地域へ赴く場合や寒い時期にはそのような準備を去れておいた方が良さそうですね

 

5.EV車のバッテリー切れ時の対応は?

 大雪などでの立ち往生でEV車のバッテリー切れ(電欠)を起こした場合は

 どうすればよいのでしょうか?

 以下の3通りがあるようですが、メカにあまり詳しくない場合など

 やはり、①での対応が主流なのではないかと思います。

 ①救援車(JAF)などを呼び電力を分けてもらう.近くの充電設備まで牽引してもらう。

 ②ジャンプスターターを使う

 ③ブースターケーブルを使い他車に助けを求める

 

6.極寒の地域でのEV車はどう対応しているのか?

 寒い時期や地域にはガソリン車との比較で不利に感じられがちなEV車。

 では、もっと寒さの厳しい国ではどうなっているのでしょうか?

 EVの販売比率がやはりひくいのでしょうか?

 EVの販売比率が最も高いのは、寒さの厳しい北欧諸国なんだそうです。

 なかでもノルウェーでの普及率が高いとのこと。

 なんと販売新車のうち、約65%がEVとのこと。

 日本は数%程度なので、その違いに驚き。

 政府のEV推進政策の後押しもあるようですが、

 再生エネルギーなどでの電力自給率が高いことなど

 環境整備の違いなどの要因があるようです。

(スポンサードリンク)