岸田首相の少子化対策が異次元?内容や財源は?
少子化対策の内容はどのようなもの?
岸田文雄首相は4日、訪問先の三重県伊勢市で開いた年頭記者会見で
経済運営と少子化対策について述べられたそうです。
日本の出生数は下記のように減る傾向が続いてます
ですので少子化は今の日本で重要な課題の一つ。
どのような内容なのか気になりますね。
岸田首相が議論の中心にするとしたのは
①児童手当など経済支援強化
②学童保育や病児保育、産後ケアなど全ての子育て家庭への支援
③仕事と育児を両立する女性の働き方改革の推進
の3点だそうです。
内容的には岸田首相が今までにもどこかのタイミングで既に述べられていたものも見受けられますね。
会見で岸田首相は「異次元の少子化対策に挑戦し、大胆に検討を進める」と述べられていたそうですが「異次元」というのは項目ではなく、その内容、例えば
金銭的支援の場合はその金額なのでしょうか?
まだ検討着手前なので具体的な内容が不明ですが
気になりますね。
今後の発表に注目行きたいと思います。
少子化対策に対する意見は?
先ほどの少子化対策の内容を見ますと
既に出産を経験され、小さいお子さんがおられるご家庭を
対象とした内容のように見受けられます。
既に小さいお子さんがおられるご家庭は育児そのものや育児にかかる費用など、いろんなものが値上がりする最近は特に金銭面でも非常に大変と思いますので支援が必要と思います。
それらに対する支援がないと子供を持ちたくても
経済的な理由などで諦めるご家庭もあると思われるからです。
ですが、それとともにお子さんを持つためには前提として
あたりまえですが、
①相手がいること(結婚すること)
②子供を産み、育てれると思えること(将来的な不安が無い)
の段階があると思います。
結婚する方の減少の調査結果として
未婚者(3,322人)に結婚していない理由を聞いたところ、
「適当な相手にめぐり合わないから」が57.0%と過半数を占める。
「自由や気楽さを失いたくないから」(32.9%)、
「結婚後の生活資金が足らないと思うから」(29.6%)、
「必要性を感じないから」(28.3%)が3割前後で続く。
出典:内閣府調査
やはり経済的な理由が大きな割合を占めていることが見て取れます
また結婚した場合でも長期間に渡る子育てを考えた場合、
将来的な経済的な物も含む不安からお子さんを断念する方も一定数おられると思われます。
内閣府の調査でも
「夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る理由としてもっとも多いのは、いぜんとして「子育てや教育にお金がかかりすぎる」(総数56.3%)」
過半数の方がお金の面での不安があることが分かります。
そのような不安を解消することも少子化対策の重要なポイントになるのでは?
と思います。
実際にかかる費用はどれくらい?
将来にどれくらいの費用がかかるのかよくわからないことが
不安を持つ大きな原因。
そのような不安に応えるようにある組織が行った調査があります。
出典:4人家族で必要なのは1カ月48万円…京都総評の試算が呼んだ波紋 - イザ!
参考までに京都の平均収入推移
出典:https://www.hurex.jp/column/income/991/
お子さん二人、大学生まで行かせると仮定した場合の試算ですが
やはり経済的余裕の点では厳しい感じが見て取れますね。
少子化対策の財源は?
岸田首相が会見で述べられた「異次元の少子化対策」の中心は
①児童手当など経済支援強化
②学童保育や病児保育、産後ケアなど全ての子育て家庭への支援
③仕事と育児を両立する女性の働き方改革の推進
です。
その中に「児童手当など経済支援強化」と
「経済」、つまりお金の援助が含まれてます。
子育てには、ものすごくお金がかかるものが多く
支援をすることは子育て家庭にはありがたいことと思います。
ですが、支援を行うにはもちろん資金が必要になりますが
その資金はどこから?という疑問が生じますよね?
政府が行う経済的支援は税金がその財源。
今の税収額の中でやりくりできればいいのですが
子育ての支援額やそのほかの使い道などで
どこまで今の税収額の中でやりくりできるか分かりませんね。
我々としては、何とか今の税収額の中でのやりくりを
してほしいと願うばかりです。
今後の政府の動向に注意が必要ですね。