どうすれば子どもが英語が好きで上達するのか?成功例を見てみる

昔は中学校から始まった英語学習。

2011年からは小学校から英語を学ぶようになりました。

 

より早い時期から英語にふれることで英語が上手になることを狙ってのこと。

お子さんが英語が好きになり、上達してくれた方が親としてはうれしいですよね。

 

しかし、最近、小学生の「英語好き」が減少しているようです。

英語に限らず、好きで勉強するほうがより早く英語のレベルが上がりますよね。

英語レベルの高さと英語を「好き」で勉強してる事と関係あるのでは?と思います。

 

そこで英語が母国語ではない国の中で英語レベルが高い国、三年連続一位の国「オランダ」の英語教育の特徴を調べてみました。

 

オランダも日本と同じく小学校から英語を習い始めます。違いが気になりますよね。

大きくは、

・カリキュラムの内容。

・テキスト

・指導員のレベル

楽しい授業

・英文法を習わない

 

だそうです。

「楽しい」という点が気になりますよね。

 

具体的にどのように違うのか、そして日本の英語レベルが世界の中で、どのくらいなのか?など調べてみました

 

日本人の英語のレベルはどれくらい?

日本人の英語のレベルが低いことがたまにニュースで取り上げられたりします。

日本人の英語のレベルはどれくらいなのでしょうか?

 

実際、私の会社でも私も含め、周りの人は英語ができる人を探すのが難しいです。

たまに海外の人との打ち合わせの予定が入ると、通訳してくれる人を探すことに必死になってる自分がいます ^ ^ ;

 

年齢が少し高めの職場ということもありますが、それでも中学校からは英語を習ってきたはずなのに・・・

 

周りの人も英語ができない人が多いので、普段の生活ではそれほど感じることはありませんが実際、日本人の英語力は世界の中でどれくらいなのでしょうか?

 

出典:https://ceburyugaku.jp/148759/

 

日本の英語力の順位は112ヶ国中、78位(2021年結果)

かなり低い順位ですね。しかも、前年の55位から大きく後退してる状況です。

英語教育改革が2020年度からスタートしたにもかかわらずです。

 

ちなみに、首位はオランダです。

しかも3年連続一位をキープしているそうです。

同じく英語を母国語としないくにでありながら、なぜこのような違いが出るのか気になりますよね?調べてみました。

 

 

オランダの子供の英語教育方法は?

先ほどの国別の英語ランキングで三年連続トップをキープしているオランダ。

 

先ほどのランキングでは、上位13位までが英語力が「非常に高い」と評価されており、具体的には「ネイティブスピーカーと英語で交渉ができる」レベルとされています。

 

そのような英語力を維持し続けている方法が気になりますよね?

 

オランダの語学に関しての特徴として

15歳以上のオランダ人の94%以上がバイリンガル。それだけでなく、

3カ国語あるいは4カ国語以上を操る人も多く存在します。

 

英語だけでも習得に苦労している私と比較してずいぶんな違いですよね ^ ^ ;

何がこれほどの違いにつながるのでしょうか?

個人の能力?土地柄?(島国日本と陸続きのヨーロッパの違い?)

 

オランダも日本と同じく小学校から英語を学び始めます。

 

ほとんどの小学校で1年生から第1外国語として英語を導入しています。外国語は10歳から必須となり、ほとんどの小学校が英語を選択するそうです。

 

オランダの英語教育の方法は以下の通りです

・カリキュラムの内容。

 カリキュラムは指定されておらず、学校が自由に選べます。一般に6~10歳までは教科書を使用しませんが、使用する場合はカラフルでイラストが豊富な教科書を使用

 

・指導員のレベル:流暢で自然な英語を話す教員が指導にあたることになります。

 

楽しい授業:低学年では英語の歌を教員と一緒に大きな声で歌ったり踊ったりすることから始まり、教科書を使用する場合は大きな声で音読します。

 

大きな声で音読して横隔膜を振動させるのは、若い脳を効果的に活性化させるという調査報告があり、学習意欲も吸収力も向上。

 

教科書にあるカラフルなイラストは言語を司る左脳だけでなく、視覚や聴覚を司る右脳も刺激する効果があります

 

英文法を習わない授業で英文法を習わず、耳から入った英語を理解し、話すことを重視しています。到達レベルは設定されていますが、教育方法は学校が自由に決められるため、「いつまでにこの項目を教えなければならない」という決まりがありません。

「カリキュラムの指定がない」とか「教科書を使わない」、「英文法を習わない」というのは今の日本の英語の勉強方法は分かりませせんが、少なくとも私の英語を学んだ時の方法とはかなりの違いですね。「英文法を習わない」とか、驚きすら感じます。

 

「楽しい授業」というのは、それ以上の驚きでしたね。私だけか分かりませんが

授業が「楽しい」と感じることが少なかったように思います。

 

それとともに、いくつかの授業は「楽しい」記憶があり、また

先生個人が特徴のある先生や教え方が上手(レベルが高いになるのかな?)な先生の

授業は好きになり成績もよくなったような記憶がありますね。

 

アジアでの英語教育は?

先ほどのオランダの例はヨーロッパでの例でしたが

日本に近いアジアの国々はどのような英語教育なのでしょうか?

アジア圏で見てみると、1996年にタイ、1997年に韓国、2001年に中国で小学校の英語教育がスタートしています。

 

一方日本は2011年にようやく小学5年生での英語教育が開始。教科としての英語は、今回の新学習指導要領においての実施なので、約20年以上遅れていると言えます。

また、日本の英語教育の特徴として、日本語で英語を教えるという点が挙げられます。

これは私たちにとっては普通の感覚ですが、実は他のアジア圏では英語を英語で教えるのが一般的。

この部分に関しては、今回の新学習指導要領で「原則英語での授業」との記載がありました。その他にも、授業内容やコマ数にも大きく違いがあります。

出典:https://www.wa-juku.co.jp/media/english2021_history/

 

 

日本の英語教育は?どうすればいい?

前述のオランダとの比較で日本での英語の学び方といいますと

日本の小学校では2011年度から、5、6年生の「外国語活動」が始まりました。

「外国語」という「教科」ではなく、「活動」として。

 

さらに、20年度から英語教育改革が始まり、外国語活動が3、4年生に引き下げられ、5、6年生は教科としての「外国語」(英語)を学ぶことになりました。

 

ただ、学校での内容としては

・難しい文法事項を多く学ぶ

・負担の大きい小学校の先生それぞれの独自努力に頼ってる。

と先ほどのオランダの方法と異なる感じになってる様子が伺えます。

 

一方、民間の塾で子どもの英語能力をひきのばしているところもあるようです。

例えば、「ひろつるメソッド」で知られる廣津留真理さんの方法など。

 

 

廣津留真理さんはご自身の娘さんもこの方法で、塾なし海外留学なしで公立高校からハーバード大学に現役合格しました。英語だけでなく、それ以外の学びにおいても

効果があるということなのでしょうか?

しかもその方法はご自身の娘さんにだけでなく、

大分県の英語教室や県内外のセミナーにて、これまでのべ1万人以上を指導。たった週1回75分のレッスン1年で、英語学習経験ゼロの小学生が英検3~2級に合格する例が続出

経験ゼロの小学生が英検2級に一年で合格とは驚きですね。

英検二級は高校2~3年のレベルです。

何年経っても英語が上達しない私からするとびっくりする上達の早さですね。

 

ここでの方法を見ますと

オランダでの英語教育方法に通じるものを感じます。

・楽しむ

・音読

・初心者に文法をしない

など。他にもいろいろありますが

褒めて伸ばすとか

土日はすきなことをする

とか子供が楽しんで進めるようになってる気がします。

参考:https://dirigo-edu.com/hirotsuru-method/

 

やはり「楽しむ」環境が「好き」になり大きな要素ですね。

それと「方法」が良いと上達も早そうですね。

 

まとめ

今後ますます英語などの外国語が大事になってくると思います。

それに向けて子供の頃からの外国語を学び始めることがだいじになってきます。

そのためにも子供が英語を嫌いにならず楽しみながら学べるような状況を

整えてあげることが英語力上達につながるのではないかと思います