車検証の電子化をするのはなぜ?ユーザーのメリットは?

私、偶然先日車の手続きをすることがあり、恥ずかしながらそのとき初めて知りました。

「あれ?なんか車検証のサイズとかが違うような気が・・・」と車検証が変わってることに

2023年1月4日から自動車検査証(以降、車検証)の電子化がスタートしたそうです。

 

なぜ、車検証の電子化することになったのか?所有者のメリットは何なのか調べてみましたのでご紹介しますね

 

なぜ車検証の電子化をするのか?

国土交通省は2020年5月に道路運送車両法の一部を改正する法律を公布し、情報処理を「電磁的方法」による記録をおこなう、つまり電子化することを明らかにしました

 

運用開始当初は、運輸支局や登録事務所がICタグに対応出来ない場所があることが予想されるために、小さくなった電子車検証と共に従来の車検証に記載されていた情報が載っている「自動車検査証記録事項」というA4サイズほどの紙が渡されるます。

 

実質的に紙が2枚増えたという印象を受けます。

 

あまり電子化の意味がないんじゃ?という気にもなりますよね

 

このことについて車検証の電子化の理由について国土交通省の説明は、

 

車検証を電子化する目的を「自動車ユーザーや自動車関係事業者の利便性向上」と説明しています。具体的には、継続検査や変更登録などの一部手続きで陸運支局への出頭を不要にし、各種手続きにかかる手間や時間をカットします。

 

手間や時間のカットできるそうです。

 

しかし、ユーザーに気になるもう一つの件、手数料については

今回の電子車検証化に伴い、新規検査において軽自動車は1100円から1500円、普通自動車は1200円から1500円に手数料が引き上げられました。

 

 この理由について国土交通省は「電子化するにあたり、経費やシステム整備費などのコストがかかったため、実費を勘案して設定することとなりました」

 

というようにカットどころか費用が増えたそうです。

費用についても効率化によりカットできるのでは?と思うのですが、こういう変更の時はなぜか費用は増えることが多いですよね。

 

 

車検証の電子化でのユーザーのメリットは?

車検証の電子化といっても、従来の紙の車検証も残るとかの状態では、あまり電子化の意味はないのでは?

こういう変更というのはユーザーにとっての利便性の向上のために行うものでは?

という疑問も浮かんできますよね?

 

手続きの手間が減らせることは車検業者さんの手間は減るかもしれませんが自動車ユーザーのメリットは?手数料の負担が増えたのに、お金を支払うユーザーのメリットはどこにあるの?という疑問が湧いてくると思います。

 

メリットとしては

 

車検にかかる時間の短縮

アプリで車検情報や有効期限の確認が可能

一部手続きで陸運支局への出頭が不要になる

 

などがあげられるそうです。

 

車検の時間短縮は車検業者さんが手続きのために陸運局に往復する手間が省けることで時間も短縮できるということ。

スマホなどにアプリを入れることで車検情報のチェックは有効期限の通知もしてくれ、車検切れも防げるそうです。

普段意識することの少ない車検期限は確かにともすれば忘れがちですね。

私も過去偶然オートバックスに寄った際に店員さんに車検期限を指摘され、その場であわてて点検をお願いした記憶があります。