食用コオロギは利権絡み?なぜ注目される?メリットや製品への表示は?

 

人口増加などに伴い食べ物への懸念が広がり、従来の食べ物の代替物への拡大が推し進められています。

そんな中、注目を集め・話題になっているのが昆虫食の中でも食用コオロギです。

なぜ、他のものではなくてコオロギなのか?何か特別な事情があるのか?

どんな製品になりコオロギが含まれてるものは見分けがつく表示になっているのか?

など調べてみましたのでご紹介しますね。

 

食用コオロギは利権絡み?

食用コオロギを推進するのは人口増に伴う食糧難への対策と思われます。

しかし、食糧難対策としても昆虫食へ向かわなくても他に方法があるのでは?

と思う人もいるようです。既存の農産業への支援を行うなど。

 

そんな疑問からか、このようなちょっと突拍子もないともいえる食料対策が報じられるとその裏になにかあるのでは?とも思う人もいるようですね

 

 

そんな疑問が大きくなる一つにコオロギ事業に莫大な補助金が使われていたというニュースが流れたこと。

 

ですが、これは事実ではなかったようです。

 

以下のような制度はあるものの、コオロギへの拒絶反応と相まって大きな話になったのではないかと思われます。

 

そんな話になるほど、今の時点での食用コオロギの受け入れにくい感情があるのかもしれませんね。

 

 

 

食用の昆虫になぜコオロギが選ばれる?

食用に昆虫を対象にするにしても、なぜコオロギなのでしょうか?

他にもバッタやイナゴなど昔から食されてきた昆虫も候補としてあがると思うのですが。

今回日本で食用コオロギの話題が昆虫食として早い時期に上がりましたが、実は日本以外でも

食用の昆虫として注目度が高いのはやはりコオロギのようです。

 

世界で1900種類以上の昆虫が食料とされている中、一番よく食べられているのは、甲虫類(コガネムシ目)、毛虫・イモムシ類(チョウ目)、ハチ(アリ目)だそうです。

 

そしてその次がコオロギの属するバッタ目はその次とのこと。

これほど食用としてメジャーでもないにもかかわらず、世界的に最も注目される昆虫の一つはコオロギなんだそうです。

 

このような事情だけを聴くと「なぜ」と思う人がいても不思議ではないですよね?

 

その背景には、人口増に伴い足りなくなるとされているのは動物性たんぱく質と言われています。

今まで主なたんぱく質源は牛・豚・鶏でした。

 

しかし、これらの飼育には多量の餌や水、そして放牧地が必要と環境負荷が大きすぎることが問題視されてきてたようです。

 

それに比べて、コオロギはえさも水の量も非常に少なくて済むサステナブルで環境にも優しく食糧難も解決すると期待されてるからのようです。

現代の問題は食糧難だからと言って、その問題だけでなく他の環境負荷などの問題も同時に考えないといけないのですね。

 

 

食用コオロギのメリットは?

コオロギは豊富なタンパク質に加え、亜鉛、鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミン、オメガ3といった体に必要な栄養素を数多く含んでいる次世代のタンパク質といえます。

 

さらに、コオロギにはキチン質という食物繊維も多く含まれており、野菜に含まれる食物繊維と同様、腸内環境をきれいにする効果も期待できます。

 

実際に流通しているコオロギ粉末は、約60〜70%のタンパク質を含んでいます。肉よりもタンパク質の比率が高く、効率良く栄養を摂取できるのがメリットです。

 

食用コオロギの製品への表示は?

食用コオロギが商品に入っているかどうかの見分け方は

基本的には、原材料の部分を見ればわかるものが多いようです。

「原材料として使用しているものに関しては、 『必ず原材料の表示の中に記載する』ということが食品表示法に基づき表示させなければいけない義務があるようです。

 

だからと言って必ずしも手放しで安心できるわけでもないようで

表現が少し変わってる場合もあるので注意が必要ですね

 

 

また他の注意点としては「原材料」とそうでないもの、例えば「添加物」「調味料」など

 

コオロギが「原材料」として使われた場合は“コオロギパウダー“などの表示をする義務があります。

しかし、コオロギを「調味料」として使った場合は、成分表示はしなくていいそうです。

 

以下は消費者庁に確認した内容だそうです。

 

消費者庁

「原材料として使われた場合はコオロギの表示はされるが、コオロギの成分が醤油等の調味料に入れられた場合は、成分表示にコオロギと記載する義務はなくアミノ酸等の表示でいい」