昆虫食は大丈夫?どのような昆虫食があるの?アレルギーや安全性は?


最近いろいろな面で話題に上がりつつある昆虫食。


以前であれば食物という認識はありませんでした。


また、昆虫は外のいろんな環境で生息しているので安全面や昆虫の種類によってはアレルギーなども気になります。


そのようなことを調べてみましたのでご紹介しますね。

 

 

どのような昆虫食があるの?


日本ではまだ一般的になじみのない、食用には若干抵抗があると思われる昆虫食。

最近テレビでもタレントさんとかが昆虫食にチャレンジする機会をたまにみます。

 

食べる昆虫の種類にもよりますが、やはり食べるまではすんなりと食べられる方は少数派のように感じますね。

 

ですが、実際食べてみると「意外にいけるかも!」という感想のようです。

やはり食は「見た目」の影響がおおきいということでは?と思います。


そのように昆虫食になじみがなく抵抗があるように思われますが、その歴史は古く、世界的には約3,000年前の古代ギリシャ・ローマ時代から食べられていたそうです。


そのころからバッタやセミ、などが食べられてたそうです。


では、日本ではどうなの?と調べてみますと、実は日本でもイナゴの仲間を一部地域では食べていたそうです。


稲作の天敵の駆除と栄養補給の一石二鳥のものとして。


現在、食用にできる昆虫はざっと、なんと2000種類! 世界の100カ国近くに多様な昆虫食文化があるそうです。


かつては昆虫食大国だった日本。大正時代の調査では、食用の昆虫は55種類ほどいました。ところが、第二次大戦直後の調査では約20種類に減少。昆虫食は急激に衰退しました。


日本で広く食されている昆虫は、

カイコ

イナゴ

ハチ

カミキリムシ

コガネムシ

ゲンゴロウ

ガムシ

セミ

トンボ

チョウ類の幼虫

トビゲラの幼虫(ざざむし)

ヘビトンボの幼虫(子供の疳の虫薬)

などである。

 

名前を見ると昔身の回りにいた昆虫はかなりの種類を食べていたような感じですね。

ゲンゴロウとか最近のお子さんはあまり見る機会ないのかもしれませせんが。

 

昆虫食に関する世界の動向

人口の急激な増加に伴う食糧への危機感などからも昆虫食への注目度が高まっているようですが、食料として一般に流通するにはいろいろな規制をクリアする必要も生じますよね。そのような昆虫食に対する動向はどのようになっているのでしょうか?

 

2018年1月1日に「新規食品(ノベルフード)」に関するEU規則が施行され、昆虫が新規食品として規定されたことから、昆虫は食品としてEU全域での流通が可能となり、市場の拡大に期待がかかっている。

 

フィンランド食品安全局(EVIRA)は2018年1月1日~2019年1月1日の期間については、6種類の養殖された昆虫を食用として製造・販売することを認めた(以下参照)。

 

また、当面、オランダ、ベルギー、オーストリア、英国、スイスで養殖された昆虫についてのみ、食用として輸入することが認められる食用として製造・販売が認められた6種類の昆虫(養殖)

 


ヨーロッパイエコオロギ
西洋ミツバチ(とその幼虫)
ミルワーム
カマドコオロギ
バッファローワーム
トノサマバッタ
注:
2018年3月16日発表時点。対象期間は2018年1月1日~2019年1月1日。
出所:フィンランド食品安全局(EVIRA)

 

 

 

昆虫食のアレルギーや安全性は?


昆虫食だけでなく、食物に関して新しいものを試す場合に気になるのが

安全性やアレルギーですよね。

 

昆虫食の扱いがどのようなものかが気になりますが、

昆虫食と甲殻類は実は近い存在なんだそうです。


つまり、昆虫に一番近い存在はエビやカニなど甲殻類なのです。

 

そのため、昆虫食を摂る際には甲殻類アレルギーの可能性に注意する必要があります。

 

甲殻類アレルギーとは、エビやカニといった甲殻類を食べるとき、あるいは触れたときのアレルギー反応を指します。

 

アレルギー反応を起こすと、アナフィラキシーが起こる場合もあります。

 

アナフィラキシーが発症すると短時間で体全体にアレルギー症状が出ます。蕁麻疹や皮膚が赤くなる、咳やクシャミや呼吸困難、目が痒くなり唇が腫れる、お腹が痛くなったり、時にはもどしてしまったり、最悪の場合、意識を失うショック症状にも陥ってしまうといいます。

 

ですのでまずは自分自身のアレルギーについて認識しておく必要があります。

少しでもアレルギー、特に甲殻類アレルギーの心配があるのなら、昆虫食は控えた方が良さそうです。

 

また、昆虫自体の安全面で心配されている方もいると思います。食品として流通する際には厚生労働省検疫所に食品等輸入届出書を提出、許可されているそして、国内での販売においても保健所からの適切な指導を受けるなどが必要なそうですので、安全面はしっかり管理されてるようですね。

 

 

昆虫食はどんな味?食べ方は?

甲殻類などのアレルギーの心配がなく、安全面も問題ないのが確認でき、昆虫食を

試してみようと思った場合気になるのが、食べ方や味ではないでしょうか?

 

いくつかの昆虫についてのコメントがありましたのでご紹介させていただきます。

 

タイワンタガメ、アジア料理に使われていて、青りんごのような風味で、おいしいとのことです。



トノサマバッタは赤く染まりも良い。見た目もおいしく見え、グルタミン酸が多いので、おいしいということでした。

スコーンやビスコッティにしても食べられているそうです。


コオロギの出し汁あさりのようで、昆布のような渋みがある出汁とのこと。

 また、パスタとかパンに練りこむと、意外なことにそばのような味がするそうです。


つむぎあり、味としてはたんぱくな白子。白子のようにきつくはなく、上品な味とのことで、生食でもいけるそうです。


バッタはその場で取ってその場でカリっと揚げるのが一番おいしい
焼きタケノコとカミキリムシ。とてもおいしいようです。

マグロのトロの味と言われているそうです。

 

昆虫は不飽和脂肪酸が多いので、酸化しやすいため、そのため、採れたてが一番。

 

昆虫食の注意点は?


加熱消毒すること
エビやカニなどの甲殻類アレルギーの方は注意すること
有毒の昆虫がいるので、わからないものは食べないこと

初めて口にする虫は少しずつ
硬い部位に気を付けて食べる

 

などだそうです。