まちづくり協議会とは?メリットやデメリットは?
『バランスの悪い市道』について兵庫県神戸市東灘区の地域住民の方々から苦情のあがって、現在工事が進められている市道が阪神電鉄・青木駅前にあるそうです。
歩道は最大8m…なのに車道は5mしかないアンバランスさが苦情の原因のようです。
2016年時点の都市計画図面では歩道が2.5m、車道は7.5mだったことがわかります。ところが地元のまちづくり協議会が2018年に「歩行者の安全を最優先にしてほしい」という要望を提出し、神戸市は車道の幅を当初の計画から5mに狭めたのです。
この道路が今のような状況になる際の要望を出した、まちづくり協議会というものが
どのような物なのか気になり調べてみました。
まちづくり協議会とは?
そもそも今回の道路の状況になる要望を提出したのが地元のまちづくり協議会とのことですが、まちづくり協議会とはどのようなものなのでしょうか?
調べてみますと、各地域にあるようです。そのうち岐阜県のホームページに記載の合ったものをご紹介します。
まちづくり協議会は、地域の課題を解決するため、自治会連合会地域を活動単位として、自治会連合会をはじめ、地域内の各種団体やボランティア有志などで構成される話し合いの場、活動組織です。
地域の課題解決のための活動組織ということですね。参考までに自治会連合会とは
各地域にある自治会のことは「単位自治会」と呼ばれます。該当する地域の住みやすさを目的として活動を行うわけですが、とはいえ、単位自治会だけでは解決が困難な課題もなかにはあるでしょう。
単位自治会だけでは解決困難な課題の対応のために複数の自治会が協力しあう組織ということですね。
まちづくり協議会のメリットやデメリットは?
まちづくり協議会とは前述のように複数の自治会など単位自治会より広範囲での活動ができることになります。
それによるメリットとして、
地域に密着した細かな問題に対応できる。
商業者の資源を積極的に活用できる
各主体の自由度が高い
各自治体だけでは対応できないより大きな事案に対してスケールメリットを生かして
対応できることは非常に大きなメリットではないかと思いますね。
デメリットとして、
専門的な意見を得ることが難しい。
はじめの段階での組織作りが難しい
各自の調整を密にとる必要あり。
デメリットとしてスケールが大きくなるため、多様な意見が得られる反面、
協議会としての結論をまとめる、調整することが難しくなったり、多数派の意見やごく一部の方の意見が全体の相違になる可能性もあることなどが懸念されるかもしれません。
まちづくりの課題は?
まちづくり協議会などの活動でもある、まちづくり。
まちづくりというと、一般に道路や公園の整備などハード面の「まちづくり」を思い浮かべがちですが、健康づくりやリサイクルなどソフト面までを含めた、市民の皆さんの暮らしや地域などをより良いものにするための取り組みが「まちづくり」です。
ソフト面だけでなく、ハード面でもまちづくり協議会の活動は反映されています。
そのため、地域の皆さんが連帯しお互いに助け合うことの重要性が、ますます高まっています。このような中、地域課題の解決に向けて、自治会や各種団体などお互いの理解を深め、協力して地域課題の解決を図ることが求められています。
政治も同じですが、他人まかせで知らないうちに「え、なんでこんなことになってるの?」ということにならないように、それぞれの人が住みやすいまちになるように
積極的な参加が大切ということですね。